擦過傷の処置

「新しい創傷治癒」という考え方がある。もはや、傷を消毒してガーゼ保護というのは時代遅れ。しかし、じゃあ具体的にどういう処置をすればよいのか?

・出血がある場合はアルギン酸塩被膜材(カルスタット、ソーブザン)を貼り、乾燥させないようフィルムで密閉する
・翌日以降は、滲出量多いならポリウレタンフォーム被膜材(ハイドロサイト)、少ないならハイドロコロイド被膜材(デュオアクティブET)を、1日1回貼り替える
・受診時に止血しているときは、アルギン酸塩被膜材は省略できる

ガーゼと消毒薬が消える 日経メディカル 2008年4月号 P40