会場での注意

私は2007年の東京会場で受けた。7月にしては珍しく直撃しそうな台風が来ていたため、飛行機をキャンセルして早めに新幹線で現地入りした。ホテルは会場のすぐ近くのルートイン五反田。試験はたいていそうだが、前日は十分な睡眠をとるべし。一夜漬けでやったところが出る確率より、睡眠不足からくるミスで失点する確率のほうが高い。私は念のため睡眠剤を準備した。

朝は早めに起きた。ルートイン五反田ホテルは、宿泊者は500円で朝食バイキングが食べられる。また、周辺にはコンビニがたくさんある。会場にはイヤーノートはかさばるので持ち込まず、自作の「暗記すべきものリスト」だけにした。私は試験直前にイヤーノートは意味がないと思う。試験は合計で300問で、途中に休憩時間をはさみつつ、3回に分けて行う。私は十分に時間があったが、2ちゃんねるの書き込みなどではギリギリという人もいたようだ。時計は必須。携帯電話は不可なので注意。

筆記用具は鉛筆だけと書いてあったが、シャーペンでも問題ないようであった。ただし、マークシートの塗りつぶしは鉛筆のほうが便利。個人の好みで良いと思う。私はシャーペン2本、鉛筆5本、消しゴム2個を準備していった。消しゴムはケチらずにちゃんとしたものを用意すること。鉛筆のお尻についているようなのではダメ。以外に役に立ったのがボールペン。試験問題はツルツルした固い紙なので、鉛筆やシャーペンでは書き込みにくい。病歴のキーワードに○をつけたり、明らかに間違っている選択肢を消したりするときに、ボールペンがあったら便利であった。

昼休みは私のときは60分であった。「日曜であり近くの食堂は休みが多いので昼飯は各自準備してくるように」という注意が前もって内科学会からなされていたが、実は5分も歩けばガストやら吉野家やらがある。また、同じビル内にローソンが入っている。他のコンビニも結構ある。私は気分転換も兼ねてガストで食べた。ただ混雑の状況が分からないので準備するほうが無難ではあるだろう。休み時間ではトイレには列ができる。ダッシュで早く並ぶか、他の階に行くか、むしろ時間差で列が解消したころに行くかすると良い。休み時間中の答え合わせは私はしなかったが、前半に出たのと似たような問題が後半にも数問出ていたので、余裕があるなら復習のつもりでの答え合わせも良いかもしれない。会場内は禁煙だが、入り口外では結構吸っている人がいた。煙たくてしょうがないが、それぐらいは仕方がないだろう。

試験は一時間後より退席可能。ただし、試験終了10分前になると、退席できない。当然、退席後は再入室不可。トイレは可。退席もトイレも挙手して試験官の許可を得てから。私は退席もトイレもしなかった。ケアレスミスは必ずあると思い最後までチェックした。複数選択問題(a, b, c, d, eから2つ選べ)や、「間違っているものを選べ」問題は、まとめてある。「a.1,3,4のみ; b.1,2のみ; c.2,3のみ; d.4のみ; e.1〜4のすべて」という形式の問題は一問もなかった。